技術で、世界に貢献する。 それを失えば、 NECじゃなくなる。
PROFILE
中野 淳一
AIアナリティクス事業部 データサイエンス部
2007年入社
大学院 工学府情報コミュニケーション工学専攻卒
PROFILE
中野 淳一
AIアナリティクス事業部 データサイエンス部
2007年入社
大学院 工学府情報コミュニケーション工学専攻卒

厳しい経営状況から生まれた、
社員主体のボトムアップ型組織。

リーマンショック後、NECの経営状況は厳しくなっていきました。日本企業特有の組織構造も要因のひとつだったのかもしれませんが、壁にぶつかって以来、NECはボトムアップ型の組織づくりに取り組みました。当時は「急にアイデアを出せと言われても」「経営陣が主導すべきじゃないのか」と考える社員もいたと思います。ただ、現場からの声をもとに実現した変革も数多くあり、結果として「社員がやりたいと言ったら、全部やらせる」というマネジメントスタイルが根付いたと考えています。私自身、若いときからある程度の裁量は任され自由にやらせてもらっていましたし、今の組織では新人のチャレンジに「待った」をかけるようなマネージャーはいません。社員一人ひとりが個性を発揮できるよう「働き方改革」も推進されています。また、経営層のなかには「社員が抱える課題を聞きたい」とフェイストゥフェイスで議論できる場を設けている方もいます。

こんな時代がくるなんて、
夢にも思っていなかった。

新人であれ、中堅であれ、望めば経営陣にでも会える。正直、私が新人だった頃には、こんな時代が来るとは夢にも思っていませんでした。経営不振は企業としては大きな痛手でしたが、その反省を活かして柔軟に変化できたことは当社の大きな財産になったのではないでしょうか。ただ、その一方で技術者として懸念していることもあります。NECが「技術力」を重視してきたことも影響しているのでしょうが、変革の反動でエンジニアの評価制度に“曖昧さ”が生まれているような気がしています。これから先、私たちはコア技術をどうやって育んでいくのか。今一度、この課題の本質と向き合う必要があると私は考えています。一人のエンジニアが会社を変えることは難しいこともありますが、今のNECならばこの課題を経営陣と直接ディスカッションすることもできる。これからの自分が、NECのなにを変えていくことができるのか。楽しみで仕方がありませんね。

技術力こそがアイデンティティ
その矜持を忘れたくない。

今、私はデータサイエンティストとして、AIやデータマイニングに関わるテクノロジーを追いかけています。この領域でNECの技術力は世界トップクラス。顔認証技術にいたっては日本の国際空港だけでなくインターポールなどにも採用されているほどです。また、当社が独自に開発している「異種混合学習技術」も業界から大きな注目を集めてきました。今後、NECはどんどん変革を推し進めていくことになると思うのですが、こうした技術力はしっかりと後世に残していかなければなりませんし、そのうえで「世界に貢献する」というスピリットを絶対に忘れてはならないと思っています。もちろんライバルはたくさんいますし、従来では考えられなかったようなサービスも続々と登場しています。しかし、事業がどんなに厳しくなっても、NECが利益最優先の企業になってしまえば、それはもはや私の知るNECではなくなってしまうと思うんです。

NECだからこそ、
できることがある。

以前、お客様に言われたことがあるんです。「NECは絶対に逃げない。だからこそ、この大きなプロジェクトを託そうと思った」と。この言葉の裏にはNECの強みだけでなく、私たちがやるべき使命が隠されていると思います。歴史的に見ても、NECは社会構造を変えるような事業を成功に導いてきました。当然、お客様からの期待も大きいですし、不測の事態が起こることもあります。これほどの事業をやり抜くためには経営体力はもちろん、社会に対する圧倒的な責任感がなければなりません。今、私がデータマイニングを担当しているということもありますが、こうしたテクノロジーは自動運転などを含めて劇的に社会構造を変えていくはずです。技術の力で、世界に貢献する。どんなにNECが変わったとしても、それだけは変わらない。技術を追いかけ、社会を変え、時代のルールをつくっていく。これからも私は、その最前線で生きていくつもりです。

2007年

流通業・小売業担当のシステム事業部に配属

システムエンジニアとして、大手コンビニエンスストアチェーンを担当。自分から手をあげて、ポイントカードを活用したデータ分析業務に挑戦しました。

2011年

AIアナリティクス事業部の前身事業部に配属

人材公募制を活用し、データサイエンティストとしてのキャリアをスタート。お客様の課題をヒアリングし、弊社の製品の活用法、そのインパクトなどを提案していました。

2019年

マネージャーに就任

今年からメンバーの育成に力を注ぐようになりました。教育において、技術力はもちろん、その価値をしっかりと伝える“コミュニケーション力”の醸成にも重きを置いています。

現在

  • Q:現在のお仕事内容の概要

    A:データサイエンティストのミッションは、この技術が持つビジネスインパクトをお客様に実感してもらうこと。実際にデータを集めて検証し、効果の分析、提案までを行います。

  • Q:現在のお仕事のやりがい

    A:マネージャーに就任してからは、メンバーの成長が一番のやりがいです。高度な知識が必要となるプロジェクトを託せるようになったときには温かい気持ちになりますね。

  • Q:現在のお仕事の成功体験

    A:お客様に驚きの声とともに感謝されことでしょうか。データ分析が持つビジネス的な価値を実感してもらえたことは、この仕事を続けるうえでの大きな原動力になりました。

  • Q:現在のお仕事の難しい点

    A:人を指導する。今は、その難しさを痛感していますね。メンバーが壁にぶつかるたびに、「もっとサポートできることがあったのではないか」と考え込んでしまいます。

8:30

出社

オフィスに到着後、お客様からヒアリングした課題や、抽出したデータをもとに分析を進めます。

10:00

打ち合わせ

お客様のもとに伺い、ビジネス全体の課題などについてヒアリング。データマイニングのゴールについても協議します。

12:00

昼休憩

15:00

社内会議

営業担当にデータの分析結果を報告。お客様に提出する報告書の内容についても意見交換を行います。

17:15

退社

家族との時間を大切にしたいという想いもあり、できるだけ定時までに退社するようにしています。裁量労働制のため、この時間より早く帰宅するときもありますね。

子どもが二人いるので、プライベートの時間は家族と過ごしています。子どもたちと一緒に食事をしたり、お風呂に入ったり、公園に出かけたり。そんな日常に、大きな元気をもらっていますね。どうしても仕事をしなければならないときは、子どもたちが寝ついたあとにこっそりとパソコンを開くようにしています。