NECの優れた技術を 自在に活用できる プラットフォームを この手で創る。
PROFILE
曽小川 貴裕
ソフトウェアエンジニアリング本部
ディレクター
2005年入社
情報工学専攻
PROFILE
曽小川 貴裕
ソフトウェアエンジニアリング本部
ディレクター
2005年入社
情報工学専攻

売れる「モノ」で成長してきたNECと
お客様の間に生まれた齟齬。

NECでのキャリアはもう15年になります。正直にお話すれば、この間、他の道に進もうと思ったことも何度かありました。特に2010年代初頭の業績が伸び悩んでいた時代のときは、このまま会社に残るべきかどうか真剣に悩みました。実はその直前まで、私は大手自動車メーカーに出向し、自動車に搭載する通信技術を共同で研究開発するプロジェクトに関わっていました。NECから10名ほどの技術者が参加しましたが、そのなかでも若手だった私は、純粋に新しい技術への挑戦を楽しんでいました。しかし、結果的にプロジェクトは頓挫。NECはこのプロジェクトを通して、自動車業界に向けて売れる「モノ」を作ろうと考えていました。一方、その自動車メーカーは、クルマが通信機能を持つことでいろんな「サービス」が実現できる。そんな未来の社会をNECと一緒に描きたいと考えていたのです。「モノ」と「サービス」。思い描く未来に生まれた齟齬が、プロジェクトを中止に追い込んだのです。

技術で新たな価値を生み出す時代に、
NECで挑戦しようと決めた。

NECは過去、PCや携帯電話、半導体など優れた「モノ」を売ることで成長してきました。しかし時代のニーズは「モノ」から「コト」へ、すなわちモノを使ってどんな新しい価値を世の中に提供できるかが重要視されはじめたのです。そしてNECは、その変化へ迅速に対応することができませんでした。いま思えば、あのプロジェクトはまさにそれを象徴していました。私自身、せっかく面白いプロジェクトに参加したのに、開発していた技術が日の目を見なかったのはとても残念でしたし、モチベーションも下がってしまった。でも、私はNECを離れませんでした。この会社は意欲のある人間にはチャンスがあり、やろうと思えば何だってできる。そうした恵まれた環境に身を置きながら、NECでまだ何も成し遂げていないことが悔しかった。NECに身を置くからには、ぜひ自分で考えたことを最後まで形にしたい。そんな思いをもって新たなプロジェクトに挑んだのです。

「ソフトウェアファクトリ」を基盤に、
NECの競争力を向上させたい。

2010年代の初めの頃に私がチャレンジしていたのは、主力のSI事業において、よりスピーディーに高品質なソフトウェアを開発できる体制を築くこと。そこで開発の方法論やツールなどを標準化し、仕様書やソースコードなどをクラウド上で共有できる仕組みを考案。技術者に余計な負担をかけず開発に専念できる環境を、ゼロベースから構築しました。こうして作り上げたクラウド型のソフトウェア開発環境は「ソフトウェアファクトリ」と名付けられ、いまではNECグループ全体で40,000人もの技術者が利用し、SI事業の競争力強化に貢献しています。この挑戦で「自分が企画したものを形にしたい」という思いがかなえられ、NECを革新する力になっていることを実感できています。しかし、これがゴールではありません。私はいま、このソフトウェアファクトリをベースにもっとNECを進化させたいと、新しいチャレンジを繰り広げているところです。

お客様の課題へスピーディーに応えていくため
社内の優れた技術を組み合わせやすい仕組みをつくる。

NECでキャリアを重ねて実感するのは、この会社は本当に優れた技術をたくさん抱えているということ。しかし、これまではそれが社内のあちこちに散在していました。これが原因で、お客様の新しいニーズを掴んでプロジェクトを立ち上げても、ふさわしい技術を探してソリューションに結びつけるのに時間がかかっていたのです。それでは、ビジネスのスピードがいっそう要求されるこれからの時代では勝ち残れません。ならば、社内の数万人が利用しているソフトウェアファクトリをプラットフォーム化して、必要な技術がすぐに手に入るような環境を創ろうと決めました。AIやIoTなどの先進技術も含めて「この技術を組み合わせればお客様のニーズに応えられる」という方法を提示できれば、お客様のどんな課題にも対応できる。同時に、世の中に新しい価値をもたらすことに注力できるのです。会社全体を巻き込んだ仕組みを創り上げ、NECから社会にインパクトを与える。そんなソリューションを次々と生みだしていきたいと考えています。

2005年

通信機器のソフトウェア開発

最初に配属されたのはR&D部門。そこで、防衛関係の特殊な通信機器のソフトウェア開発を2年ほど担当しました

2008年

大手自動車メーカーに出向

自動車がネットワークでつながる未来の社会を見据えて、車に搭載する通信機器を大手自動車メーカーと共同で開発するプロジェクトに参加。自社を省みる機会にもなりました。

2011年

ソフトウェア開発環境の構築

出向から戻った後、社内のソフトウェア開発を効率化するプロジェクトに参加。クラウド型のソフトウェア開発環境をゼロから構築し、NECグループ全体に展開しました。

2014年

ITコンサルティング企業に出向

大手銀行のシステム開発を担うITコンサルティング企業へ出向。それまで培ったソフトウェア開発効率化の知見をもとに、出向先での開発コンサルティングに従事。

2016年〜2017年

金融システムのプロジェクトマネジメント

以前の出向先でコンサルティングしていた銀行のシステム開発プロジェクトを自らマネジメント。大人数を率いてプロジェクトを推進していく貴重な経験を積みました。

2018年〜

NEC内の新たな開発体制の構築

日本総合研究所に出向する以前の部署に戻り、チームを率いる立場に就いて、さらに高いレベルでNEC全体の開発競争力強化のための施策を企画推進しています。

現在

  • Q:現在のお仕事内容の概要

    A:NECをさらに強くしていくための新たなテーマにチャレンジしていくことが、いまの私のミッションです。シニアマネージャーを務め、20名弱のメンバーを率いて推進しています。

  • Q:現在のお仕事のやりがい

    A:いま取り組んでいるのは、NECが持つ多くの優れた技術を自在に活用できる社内環境の構築。会社全体に影響を及ぼし、NECをより良く変えていくことにやりがいを感じています。

  • Q:現在のお仕事の成功体験

    A:まだ道半ばです。企業のお客様から寄せられる高度なITニーズに、NECの技術を使って実現する方法を即座に提示できる仕組みを作り上げることが目標です。

  • Q:現在のお仕事の難しい点

    A:私はどんな状況でも割と楽しめるタイプです。客観的に見れば難しいテーマかもしれませんが、ポジションが上がって大きな裁量を持って仕事に取り組めるのを楽しんでいます。

8:00

出社

毎朝、チームのメンバーとミーティングを行い、各自が進めている案件の進捗状況などを確認し、問題が生じているようであればアドバイスします。

10:00

関連部署とミーティング

開発力強化のための新しい施策について、関係する部署のメンバーとミーティング。自分から発信し、多くの関係者を動かしてやりたいことを実現していくのは面白いですね。

12:00

昼食

メンバーと一緒にとることが多いですね。業務を離れた場では、メンバーたちとフランクにコミュニケーションをとって、チームのモチベーションを上げることに努めています。

13:30

事業部のメンバーと会議

私たちのチームが企画した施策を開発現場で実行してもらうために、事業部の担当者の方々に意図や効果などを説明。社内へプレゼンテーションする機会が頻繁にあります。

16:00

新しい施策の企画立案

関係者との打ち合わせの後、将来に向けた新しい施策を自ら企画。社内外から情報を収集していろいろなアイデアを検討し、現場の技術者の役に立つ仕組みづくりを図っています。

19:00

退社

テレワークも可能なので、用事があれば早く退社することもあります。まだ子供が小さいので、帰宅後に子供と一緒に過ごす時間はしっかり取るようにしています。

オフは子供と遊んでいます。いま7歳と4歳の娘がいますが、最近、流行に乗ってキャンプを始めまして(笑)、休日は家族で関東近郊のキャンプ場に出かけ、テントを張って自然の中で過ごしています。プライベートが充実していると仕事にも張りあいが出ます。