NECの技術には、 日本の放送を支える 使命がある。
PROFILE
田村 愛美
放送・メディア事業部 第三技術部
2012年入社
電気電子情報工学専攻
PROFILE
田村 愛美
放送・メディア事業部 第三技術部
2012年入社
電気電子情報工学専攻

放送を支える使命のために、
NECを離れなかった。

私がNECを志望したのは、「モノづくり」を究めたいという思いから。なかでも、ハード、ソフト、ネットワークとあらゆる技術が必要な放送システムを手がける「放送メディア事業部」に魅力を感じて配属を希望し、入社後はコーデックの設計開発に携わることになりました。コーデックとは、テレビ局が制作した映像コンテンツを、放送用の電波に乗せるために圧縮する装置。映像を圧縮する技術はとても奥が深く、技術に触れること自体がとても面白い経験でした。しかし、私が入社した頃は売上高が下降線を辿っていて、携帯電話事業からも事実上撤退するなど、NECは厳しい環境に置かれていました。事業部の研究開発費も年々削減され、新製品の開発もままならない状況。新しいことに挑戦できないのは技術者として物足りないですし、先行きに不安を覚えたのも事実です。でも私はNECを離れようとは思いませんでした。それは、私たちが手がける技術は絶対に社会に必要なものだという自負があったからです。

直に会って話す。
お客様の反応が、
開発のモチベーションになる。

NECは放送システムの分野でも高いシェアを誇るメーカーです。国内のほぼすべてのテレビ局に私たちの製品が導入されており、いわば日本の放送インフラを支える存在。もしNECがなくなってしまったら、テレビ放送そのものが成り立たなくなってしまう。そうした使命感を常に感じながら私は開発に取り組んでいました。そして、若いうちから大きな仕事を担える機会を与えてくれるNECの風土も、私のモチベーションを掻き立ててくれました。1年目からテレビ局のお客様のもとに出向き、開発した製品のデモンストレーションなどにも奮闘。そこでお客様からお褒めの言葉をいただくと純粋にうれしかったですし、また「こんな機能が欲しい」というご要望をいただいた時は、もっとお客様に喜んでいただける製品を作りたいという意欲がいっそう湧いてくるのです。そうしてお客様と直にコミュニケーションをとり、お客様の反応を得ながら開発を進めていくことが、大きなモチベーションにつながっていました。

育児にも、モノづくりにも、
真正面から向き合う。

NECは一時の低迷から脱し、近年は新しいことにも積極的にチャレンジしていこうという姿勢に変わりつつあります。私たちの部門も、開発しなければならない製品が続々と控えています。いま、次世代の映像規格である4K放送・8K放送の実用化が進められており、コーデックもそれに対応したものが求められている。超高画質の放送を実現する4K・8Kは、これまで以上に膨大な映像データを圧縮しなければならず、チームのメンバーはみなそれぞれアイデアをふるいながら開発に取り組んでいます。いま私は開発プロジェクトをまとめる立場を務め、すでに子どもを抱えていることもあって育児と両立しながら忙しい毎日を送っています。でも、ものづくりに打ち込めるいまの環境はやっぱり楽しい。高度な映像圧縮技術は、次世代通信規格の5Gの動画配信にも必要になります。放送のみならず通信の分野でも、私たちの技術で新たなソリューションを提供できる可能性は大いにあると思っています。

NECの放送システムで、
世界の放送インフラを変えていく。

NECの放送メディア事業を今後さらに拡大していくためには、海外のマーケット開拓が急務です。日本国内の放送業界ではNECの名前は知れ渡っており、トップクラスのシェアを獲得しています。しかし、世界を見渡すとまだまだ実績のない国も多いのです。海外では、テレビ放送で番組が時間通りに始まらなかったり、番組の切り替え時に黒い絵が入ってしばらく映らなかったり、アクシデントが途上国を中心に頻繁に起こっています。日本だと0.1秒でも情報が抜けると放送事故とみなされて大問題になる。日本の高い水準に応えるNECの放送システムを海外に提供し、各国で質の高い放送インフラを構築できれば、世界の人々の生活を便利で豊かにできる。常に最新の技術を追求しながら放送システムをいっそう進化させ、世界中に展開していく。私自身が、そんなチャレンジの先頭に立って、モノづくりを続けていきたいと思っています。

2012年

コーデックの回路設計・評価

入社後、放送・メディア事業部に配属となり、コーデックと呼ばれる映像を圧縮する装置の回路設計や評価を担当。1年目からテレビ局に出向いてユーザーのお客様と接する経験も。

2017年

育児休暇を取得

第一子を出産し、1年間、育児休暇を取得。入社後、しばらく業績が低迷していましたが、育休を取る少し前から会社の雰囲気が変わり始め、早く復帰したいと考えていました。

2018年

開発プロジェクトのマネジメント

育児休暇から復帰後は、コーデックの設計評価業務から、製品開発プロジェクト全体をマネジメントするポジションに移り、いまは育児と両立しながらキャリアを重ねています。

現在

  • Q:現在のお仕事内容の概要

    A:開発プロジェクトの進捗を管理し、発生する課題の解決にあたっています。メンバーと常にコミュニケーションをとりながら、開発を成功に導いていくことがミッションです。

  • Q:現在のお仕事のやりがい

    A:プロジェクトのメンバーたちと、何か問題が起これば議論して知恵を出し合って解決し、みんなで力を合わせてひとつのものを作り上げていくのが、いまはとても楽しいです。

  • Q:現在のお仕事の成功体験

    A:作り上げた製品を携えて、テレビ局の技術部のお客様のもとを訪問し、実際にデモンストレーションしてお客様から直に機能を評価いただいた時がやはりうれしいですね。

  • Q:現在のお仕事の難しい点

    A:問題が発生してプロジェクトが予定通りに進まないことも多く、その調整が大変です。いろんな事態を想定してプロジェクトをマネジメントする力が求められます。

9:30

出社

子供を保育園に送り届けてから出社。メールをチェックした後、プロジェクトの状況から早急に取り組まなければならない案件を確認し、その日のスケジュールを立てます。

10:00

メンバーとミーティング

プロジェクトの進捗状況について確認。いま抱えている課題を洗い出し、どうすれば解決できるかを議論。そこで出た方向性をメンバーに周知させてプロジェクトを前に進めます。

12:00

昼食

事業所内の食堂で昼食。当部門ではまだワーキングマザーの社員が少ないので、これから出産を控えている後輩たちから、ランチの場で育児との両立について相談を受けることも。

13:30

開発現場を訪問

実際にコーデックを設計開発している現場に出向き、プロジェクトメンバーの技術者たちから情報収集。今後起こりそうな問題の種を事前に探り、対策を想定して備えておきます。

16:15

退社

現在は時短で勤務しており、4時15分には退社して子供を迎えに保育園へ。やはり私はものづくりが好きなので、できれば将来、設計開発の現場に復帰したいと考えています。

プライベートは我が子と遊びながら過ごしていることが多いですね。一緒に英会話スクールにも通っています。日本で暮らす外国人の方々のコミュニティに参加していて、私自身も刺激を受けています。